何百種類もあるマリファナ(大麻)を意味する言葉から代表的なものを解説
マリファナは、正式な呼び名から隠語を含め数百もの呼び方があります。
ここでは、最もよく使われているマリファナの意味する言葉をご紹介します。
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ポット Pot
Potと言う言葉は、70年代初頭のアメリカから広がったマリファナを意味する言葉です。
スペリングのpotは、台所で使う鍋などの道具のポット,水ポットと全く同じなので、何かそれと関連しているのかと思いきや、まったく関係はありません。
メキシコ革命の影響でアメリカに大量のメキシコ人移民がなだれ込んだ時期があったのですが、それまでアメリカ人にはマリファナを吸う習慣はほとんどありませんでした。
アメリカ人がマリファナに目覚めたのは、そのマリファナを嗜好する習慣のあったメキシコ人の影響を受けたからと言われています。
マリファナと言う言葉事態もその由来は、メキシコのスペイン語のmarihuanaから来ていますが、potもメキシコのスペイン語potiguayaまたはpotaguayaから来ています。
potiguayaまたはpotaguayaとはメキシコスペイン語で「マリファナの葉っぱ」を意味します。
マリファナ Marijuana
前項でふれましたようにマリファナと言う言葉も由来は、メキシコのスペイン語のMarihuana, marijuanaから来ています。
女性名の Maria Juana (マリア・フアナ)から来ているという説が一般的ですがはっきりとはしていません。
ちなみにMaria Juana (マリア・フアナ)は、英語になるとMary Jane(メリー・ジェーン)となり、やはりマリファナを表す隠語の一つとなています。
ウィード Weed
ウィードは、ポットよりもずっと新しい言葉で80年代後半から90年代初めにかけてアメリカに広がったマリファナを意味する言葉です。
オリジナルの英単語のweedの意味は「雑草」ですが、やはり大麻の原生種は雑草のように手を加えなくても、あっという間に速く育ち拡張する特性を持っています。
特にインドなどのヒマラヤの近くに行くと、いたるところで自然に生えている大麻をいやという程目にします。
ローカルの人々にとっては、自分の家の庭が勝手に大麻に覆いつくされてしまうのでまさに雑草扱いです。
weedは、日本語で言うところの「草(くさ)」がピッタリな表現だと思います。
ガンジャ Ganja

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ガンジャはインドで最も一般的なマリファナと言う意味の言葉であり、特にその花穂を意味する言葉です。
インドと言えばヒンドゥー教が代表的な宗教ですが、そのヒンドゥー教の儀式のときにガンジャが古代から使われてきました。
特にシバ神系ヒンドゥー派閥とガンジャはつがりが濃く、今でもインドに行くとガンジャを吸っているシバ神の絵やポスターを普通に見ることができます。
ガンジャはヒンドゥー教の経典が書かれたことばであるサンスクリット語が由来の言葉です。
アメリカ人のほとんどは「ガンジャ(Ganja)」と聞くとジャマイカのラスタファリアニズムをまず連想するそうです。
ラスタファリアニズムでは、採食、ドレッドロックス、ガンジャを聖なるものとして見ていて、有名なところではボブマーリーのライフスタイルがラスタを代表するものです。
しかし、ガンジャ(Ganja)の言葉の起源はジャマイカでなくインドです。
バング Bang
インドでは、マリファナ成分の入ったヨーグルトジュースバングラッシーやお菓子のバングクッキーというものが売られているのを目にします。
バングとは、精神作用のあるTHC成分があまり含まれていないが安価である大麻の葉っぱと茎のことをさします。
それに対してガンジャと言うのは、トリコームが含まれる花穂のことをさすのが一般的です。
ヘンプ Hemp
ヘンプと言うと、最近ではすべての大麻、マリファナとほぼ同義語となっていますが、元々は北半球でとれる麻あるいは麻からとれる繊維のことをさす意味合いが強かったようです。
語源はドイツ語の古い言葉でhanap,hampr,hanafと言った言葉から来ています。
現代でも、麻からとれる繊維などから作り出した生地や紙などをヘンプ製品と呼んでいたり、大麻からとれる実やオイルから作られた化粧品食品などもヘンプ食品、ヘンプ化粧品と呼ばれています。
それらは、いずれも嗜好マリファナのような精神的作用はありません。
麻から作られるそのような精神作用のない一般日常製品に対してヘンプと言う言葉が使われる傾向が見受けられますが、一部の人の間で嗜好用のマリファナもヘンプと呼ばれています。
ちなみにジョイント(マリファナ巻きたばこ)を作るときの紙でとてもとてもポピュラーなのは、オーガニックのヘンプペーパーです。
ジョイント Joint
ジョイントとは、マリファナの葉っぱを紙で巻いたシガレットをさします。
またマリファナの葉っぱが入っていなくても、ハッシッシュを砕きタバコの葉っぱに混ぜて巻いたものもジョイントとも呼びます。
ですので、大麻の植物をさしてジョイントと言ったりバッツ部だけをさしてジョイントとは言いません。
ハシシ、ハッシュ Hash,Hashish
ハシシは、大麻の樹液を濃縮して作った塊で、濃い茶色をしているものが多く、見た目がチョコレートに似ているため隠語でチョコレート(チョコ)と呼ばれることがあります。
もともとの作り方は、大麻草の花の部分や葉っぱの部分をまとめて手ではさみ、ひたすらもみもみしごいていると、樹液が手の平の表面にうっすらと付いてきます。その樹液を少しずつかき集めて時間をかけて塊にしていきます。
今でもインドの山岳部の民族がこの方法で多数生産していますが、近代になり科学的に精製濃縮する方法も広がってきています。
THC成分は、普通のマリファナが最高でも20~30%なのに対し、ハシシは最高で60%も含有しているので、作用、効き方が非常に強力です。
ハシシの言葉の語源は、アラビア語で「草」を意味する言葉と言われています。
ハシシを作るために、その専用のマリファナ草を栽培することはありません。
いつもの嗜好で使われている大麻草と全く同じものです。
チャラス
チャラスはハシシ(ハッシュ)と全く同じものです。
インドでハシシを呼ぶときにもっとも一般的に使われている言葉がチャラスです。
世界におけるチャラスの最大消費地はヨーロッパといわれており、高品質のアフガン産、マナーリ産が高価格で取引されています。
カンナビス Cannabis
カンナビスの意味は「大麻」と同義語です。
1848年のオックスフォード英英辞典ですでにカンナビスは「嗜好の為吸ったり噛んだり飲んだりする植物」と定義されています。
語源をたどると、ラテン語経由できたギリシャ語のkánnabisという言葉です。
その他 大麻、マリファナを表す言葉いろいろ
日本語
カンナビス、カナビス、大麻、医療大麻、大麻草、麻、マリファナ、マリワナ、ガンジャ、ヘンプ、お花、野菜、お野菜、みどり、ブリブリ、チョコ、チョコレート、ハシシ、ハッシュ、草、ハーブ、雑草、ハッパ、マリちゃん、お茶、ハッピー、イエーイ、88、国内産、海外産、国産、外産、道産子、インド煙草、健康煙草、漢方
英語圏
キャナビス、マリワナ、ウィード、ポット、ドープ、メアリージェーン、フック、ハッシュ、ジョイント、インディアンヘンプ、ブリュウ、リファーズ、コーンズ、スモーク、ムル、ブッダ、ガンガ、ハイドロ、ヤンディ、ヘッド、グリーン、420、ボム、ボウル、バッズ、ブッシュ、ブッシーズ、バズ、チーバ、クロニック、ダンク、ファイヤ、フレーム、ガンジ、ゴッズギフト、グラス、ヘイズ、ヒッピーレタス、コーシュ、クッシュ、マリ、マークジェーン、MJ、MMJ、ナゲッツ、ナグ、センシミリア、セッシュ、セッション、シット、スカンク、スパンク、スタッシュ、スティック、スティッキーイーキ、スティンキースカンク、スタッフ、THC、ビースト、トーク、アークル、ツリーズ、ウェイト、センシ、ベイビーバング、ボボ、ブッシュ、フラワー、ジョリーグリーン、ローチ、ダスト、エイス、フライダディー、マフファ
出典 : taimauniversity様